クリニック建築の流れ

01

ヒアリング

ヒアリングお客様を訪問し、要望・課題をヒアリング致します。
音源、敷地・建物の状態、頻度、周辺環境、遮音性能に関するご要望など様々な観点からヒアリングを行います。
◆ 顧客ニーズの詳細な分析が「満足度の高いベストデザイン」を生みます
それぞれのお客様にとってのベストデザインを生み出すため、まずは予算、開業予定場所、開院予定日、坪数、診療科目、想定される患者像などの詳細をヒアリングします。
◆「医療施設デザインのエキスパート」による最適アドバイス
医療施設に関する豊富な実績、ノウハウ、ソリューションを誇るスタッフが、的確なアドバイスにより、独立開業という初めての経験に対するさまざまな不安を解消します。
02

現場調査・音響測定

現場調査・音響測定使用時間の測定、暗騒音の測定
施工する環境に応じ、周辺環境や時間帯に応じた周波数分析を行い、どのようなプランが適正かを判断します。
◆ ベストデザインには「ロケーションや立地に合わせたデザイン」も必須
開業予定地を訪れて、今後の設計やデザインの計画を立てます。お医者様へのヒアリングから得たデータだけではなく、実際に現地のロケーションや建物の構造などを見ないと、「お医者様と患者さんに本当に喜ばれるデザイン」を生み出すことはできないからです。
03

プランのご提案・見積書の作成

見積書・ゾーニングデザイン
・プレゼンテーション(図面・パース・模型等)
ご相談の内容から必要に応じて、1~数案ご提案します。
◆ ゾーニングの良し悪しが、<医療サービスのクオリティ>を左右します
「ゾーニング」とは、建物内部を機能や用途ごとにゾーン分けし、それぞれの広さや位置関係を決める作業のこと。建物のレイアウト、カルテや患者さんの流れ、導入予定の医療機器の位置、スタッフの動きやすさなどを考えながら、無理・無駄のない動きで「最高級の医療サービス」や「最高級の患者さん満足度」を実現できるゾーニングを発見します。
◆ 当社独自のデザイン・ソリューションで、クリニック開業を成功に導きます!
数多くの医療物件を手がけるうちに私たちは、それぞれに異なるはずのお医者様や患者さんのデザインの好みがいくつかのパターンに分類できることに気づきました。そこで同傾向のデザイン・テイストを体系化してさらにブラッシュアップしたものが、当社独自の「モダン」「ナチュラル」「クラシカル」「オリエンタル」の4つのデザイン・ソリューションです。そのデザイン・ソリューションを駆使して、クリニック開業を成功に導くために不可欠な「患者さんとの良好なコミュニケーション確立、治療の効率性・安全性アップ、イメージ戦略によるブランド力確立」をサポートします。
◆ クリニック開業成功の決め手は、「医師・患者ともに満足のベストデザイン」
お医者様は、漠然とした「理想のクリニックのイメージ」はお持ちですが、それをうまく言葉にすることができません。今まで手がけた「モダン/ナチュラル/クラシカル/オリエンタルの4つのデザイン・ソリューション」の事例写真などを参考にしながら、オーナー(お医者様)とエンドユーザー(患者さん)のお好みに合ったテイスト、色彩、素材をプロファイリング。漠然としたイメージを具体的なプランへと変えていきます。
◆ 大切なのは「ハイ・デザイン&リーズナブル・コスト」「納得と同意」
プレゼンテーションを行い、ゾーニングやデザインイメージを確定します。ポイントは、デザイン性と経済性を合わせ持つ「コストパフォーマンスの高いハイ・デザインの提案」。プレゼンテーションに限らず、お問い合わせから完成まですべての作業において、私たちの意見を一方的に押し付けるのではなく、「お客様の共感・納得・同意」を得ることを最も大切にしています。
◆ 機能、美しさ、患者と医師の“好き”を融合した「理想のクリニック」をご提案
プランのご提案東中野クリニック様のリクエストは、「地域医療に貢献したい。高齢の患者さんが多いので安心感や癒しを与えたい」というもの。
そこで私たちは、スタッフの作業効率やカルテなど情報の流れ、MRIをはじめとする医療機器の稼動が最大になるゾーニングをご提案。
デザイン・テイストとしてはイタリアン・モダンをおすすめし、<緑を基調としたナチュラルな色彩で自然のやすらぎを演出。待合室の天井をドーム空間にしたり間接照明を多用するなど、患者さんがゆったりくつろげる空間作り>などのプランをご提案しました。
04

契約

契約

◆ お客様の「納得・同意」を得たうえで、正式契約を結びます
私たちの提案に心から「共感」していただき、充分に「納得・同意」していただいてからでなくては正式契約をお願いすることはありません。
05

設計期間

設計期間
1.基本設計
【流れ】設計監理業務契約→打合せ→基本設計図面提出

2.実施設計
基本設計プランに基づいて具体的な遮音構造や吸音構造の詳細を決定していきます。
【流れ】実施図面作成→打合せ→地盤調査
建築音響の決定:外部、内部、隣室との遮音、空調騒音などを詳細に決定します。
遮音仕様の決定:外部、内部、隣室、上下階間の遮音仕様を物理的なデータに基づき設計します。
室内音響の決定:内装材料、配置、特殊吸音構造を決定し、室形、反射板形状の詳細設計をします。

06

施工

施工施工途中にて現場チェックを行い、遮音構造が問題なく施工されているか、実際に使われている仕上材が音響上また、施工上問題がないかどうか等を確認します。当社では、部屋の仕上げ段階において、お客様と設計者が一緒になって部屋の材料配置、機材や楽器の設置方法、調整について自分の耳で<音決め>をしていただいております。
騒音遮音の確認:遮音構造施工の確認、騒音対策確認等を施工中に行います。
室内音響の確認:吸音面、反射面のチェック、天井・壁面形状の確認、その他音響構造の確認。

◆ 「ベストデザイン」を、医療デザインと施工管理に精通した現場スタッフが完成

施工スケジュールを確定し、いよいよ施工に着手。お客様と設計・営業スタッフが一緒に作り上げたベストデザイン・プランは、現場担当スタッフが引継いで完成させます。「最高レベルの作品」に仕上げるため、施工作業中は週に一度程度、オーナーであるお医者様、当社の設計・営業・現場担当の各スタッフ、内装工事会社スタッフなど関係者全員でミーティングを開催。グッド・コミュニケーションで連絡ミスや作業ミスを防止します

◆ 急なプラン変更・新しいニーズの発生にも、できる限り柔軟・迅速に対応します

お医者様にとっては、やはり建築は専門外。事前にどんなにヒアリングや打ち合わせを重ねたとしても、実際に工事が進んである程度の形になったものを見ないと“判らない”、施工現場を見て初めて新しいニーズが発生する、ということがあります。そういう場合でも誠意をもって、できる限り柔軟かつ迅速に対応させていただきます。

【流れ】
①工事契約
②工事着工
③地鎮祭
④図面どおりに工事が進んでいるか現場を確認・施工図の確認・問題解決(週1回程度の現場定例会議。適宜進捗状況のご報告と打合せをさせて頂きますので、時々現場を確認して頂く程度で進めることができます)
⑤上棟式
⑥中間検査(行政・消防)
⑦完了検査・各種検査(行政・消防)→確認済証交付
⑧当事務所検査・施主検査
⑨手直し工事
⑩竣工写真撮影
07

完了検査・測定

完了検査・測定完成後に目標とした音響遮音性能が得られているかどうかを測定により確認します。
建築音響の測定:残響時間周波数特性、遮音性能、設備騒音、NC値等。
室内音響の調整:伝送周波数特性、音色、低位感、定在波、反射音の干渉の低減、音場補正、残留雑音の有無。
08

お引渡し

お引渡し

◆ 完成したら法律上の手続きなどを済ませ、お客様にお引渡しいたします